Excelでの作業中に「クリーンアップを実行中」というメッセージが表示され、それ以上ファイルの更新ができなくなることがありますね。
このような状況に直面した時、どうすれば良いのかをこの記事でわかりやすくご説明いたします。
Excelで「クリーンアップを実行中」と表示され、更新が止まるときの対処法
Excelを使っているときに「クリーンアップを実行中」というメッセージが出て、それ以上作業が進まなくなることがあります。
特に、OneDriveを使って複数人で同じファイルを編集している場合によく起こります。
トラブルが起こる時
ファイルを閉じようとした際に「クリーンアップ中」と表示され、そのまま長い間終わらないことがあります。
再起動してもファイルが最新ではないことが多く、インターネット上では新しいファイルが開けるのに、パソコンのアプリでは古いデータが出ることがあります。
原因について
この問題は、Excelのローカルのデータとクラウド上のファイルがうまく同期していないために発生することが考えられます。
ローカルデータが優先されることで、クラウドの新しいデータと同期が遅れ、古いファイルが表示されることがあります。
自動保存の機能もこの同期の問題を複雑にしています。
対処法
次の手順に従って問題を解決してみましょう。
1. OneDriveを完全に終了させる
タスクバーのOneDriveアイコンを右クリックして、「終了」を選択します。
2. 「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開く
WindowsキーとRキーを同時に押して、実行ウィンドウを開きます。
3. Officeファイルキャッシュフォルダにアクセスする
`%localappdata%\Microsoft\Office\16.0\OfficeFileCache`と入力して、「OK」をクリックします。
4. キャッシュフォルダの中の特定のフォルダを削除する
開かれたフォルダ内で「0」と名付けられたフォルダを探して削除します。
5. OneDriveを再起動する
スタートメニューからOneDriveを探して起動します。
6. Excelを再起動して問題が解決しているか確認する
Excelをもう一度開いて、問題が解決されているかを確認します。
これでOneDriveのキャッシュがクリアされ、Excelのファイル更新がスムーズに行えるようになるはずです。
まとめ
Excelで「クリーンアップ中」と表示され、ファイルの更新が止まることがあります。
この問題は、特にOneDriveを使って複数人でファイルを共有している時によく起こります。
主な原因はOneDriveの同期問題やキャッシュの問題ですので、解決するにはOneDriveのキャッシュを消去するか、OneDriveを再起動することが有効です。
キャッシュを消去する場合、他の保存しているファイルに影響がないように注意が必要です。
大切なファイルは別の場所にバックアップをとることをお勧めします。
また、WindowsやOfficeが最新でないこともトラブルの原因となることがありますので、常に最新の状態に更新しておくことが大切です。
キャッシュを消去してもファイルが更新されない場合は、ファイル名を変えて保存し直すと良いでしょう。
これらの手順を行うことで、OneDriveのキャッシュがクリアされ、Excelでのファイル更新がスムーズに行えるようになります。
もし問題が解決しない場合は、Microsoftのサポートに相談するのも一つの方法です。
まずは、大事にならないためにも、日頃から、大切なデータは事前に別の場所にバックアップしておくことも忘れないでください。
