スマートフォンで撮影した動画を、パソコンの大きな画面で楽しむ方法をお探しではありませんか?
特にiPhoneで撮った動画を、どうやってパソコンに移すかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、WindowsやMacのパソコンに、iPhoneから動画を移す簡単な手順を、初心者の方にもわかりやすくご説明します。
USBケーブルを使って直接パソコンにつなぐ方法から、iCloudやAirDropを活用した無線での転送方法まで、いくつかの方法をご紹介します。
それぞれの方法について、どのように操作するのか、その特徴や注意点も丁寧に解説していますので、ご自身に最適な方法を見つけることができるでしょう。
パソコンで動画を楽しむための第一歩として、ぜひ試してみてください。
動画をパソコンに移す準備
iPhoneから動画をパソコンへ移すために必要なものをご確認しましょう。
基本的には以下の3つが必要です。
- iPhone本体
- 適切なUSBケーブル(LightningケーブルかUSB-Cケーブル)
- パソコン(WindowsでもMacでも可)
USBケーブルの選び方
USBケーブルを選ぶ際には、お使いのiPhoneのモデルに合わせたケーブルが必要です。
iPhone 14 Pro以前のモデルではLightningケーブル、iPhone 15以降ではUSB-Cケーブルが必要になります。
安心して使用できるよう、私はAppleの純正ケーブルの使用をお勧めします。
安価な非純正品を使った際に転送エラーが起こり、大事なデータを失いかけた経験がありますから、少し高くても信頼性の高い純正品を選ぶことをおすすめします。
また、お使いのパソコンのUSBポートの種類も確認してください。
新しいパソコンにはUSB-Cポートがついていることが多いですが、古いモデルではUSB-Aポートしかないこともあります。
その場合は、USB-A to LightningやUSB-A to USB-Cの変換アダプターが必要です。
WindowsパソコンへiPhoneの動画を移す方法
ファイルエクスプローラーを使った方法
この方法が最も一般的です。
まず、iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続します。
接続すると、iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されるので、「信頼」をタップしてください。
次に、パソコンのスタートメニューからファイルエクスプローラーを開き、「iPhone」または「Apple iPhone」を選びます。
内部の「DCIM」フォルダを開くと、撮影した動画や写真が保存されています。
必要な動画をドラッグして、パソコンの任意の場所にコピーしてください。
転送速度は使っているUSBケーブルやポートの種類によって異なります。
iCloudを使った方法
ケーブルでの接続が難しい場合、iCloudを利用する方法もあります。
まず、iPhoneで「設定」を開き、「自分の名前」から「iCloud」、「写真」と進んで、「iCloudフォトライブラリ」をオンにします。
これにより、撮影した動画が自動でiCloudにアップロードされます。
次に、WindowsパソコンでMicrosoft Storeから「iCloud for Windows」をダウンロードし、インストール後にApple IDでログインします。
これでiCloudに保存された動画や写真にアクセスできるようになります。
この方法は無線で行えるので便利ですが、大容量のデータを転送する際はWi-Fiの速度やiCloudの空き容量を確認してください。
Macへの動画転送方法
写真アプリを使った転送方法
Macで動画を転送する最も簡単な方法の一つは、写真アプリを使用することです。
iPhoneをMacにUSBケーブルで接続すると、自動的に写真アプリが起動することがあります。
もし自動で開かない場合は、アプリケーションフォルダから手動で「写真」アプリを開いてください。
アプリのサイドバーからiPhoneを選択すると、保存されている動画や写真が表示されます。
転送したい動画を選び、読み込みボタンをクリックすると、Macに簡単に転送できます。
このアプリでは、動画が日付や場所ごとに自動的に整理されるため、後から見返す時も探しやすいです。
ただし、アプリのライブラリは定期的に整理することが大切です。
AirDropを使用した転送方法
ケーブルを使わずに動画を転送する場合は、AirDropが非常に便利です。
MacのWi-FiとBluetoothをオンにし、iPhoneでAirDropを有効にした後、転送したい動画を選択して共有メニューからAirDropを選び、転送先のMacを選択します。
Macに通知が表示されたら承認することで、動画がすぐに転送されます。
この方法は特に小さいサイズの動画をすぐに送りたい時に適していますが、大きなファイルや多くのファイルを転送する場合はUSBケーブルの使用をお勧めします。
iCloudを活用した転送方法
iCloudを利用しても、iPhoneの動画をMacに転送することができます。
iPhoneとMacの両方でiCloudフォトライブラリをオンにすると、撮影した動画が自動でMacに同期されます。
この方法の利点は、手動での操作が不要であることです。
しかし、iCloudの無料プランは容量が5GBまでなので、多くの動画を同期する場合は料金がかかることがあります。
また、大きな動画をアップロードする時はWi-Fiを使用することをお勧めします。
これにより、モバイルデータの消費を避けることができます。
動画をパソコンに移す際の注意点
バックアップの重要性
まず、動画を転送する前に、必ずバックアップを取ることが大切です。
もしもの時に備えて、iCloudやiTunes(Macの場合はFinderを使用)でiPhoneのバックアップを作成しておくことをおすすめします。
私も以前、転送中にエラーが発生し、大事なデータを失いそうになったことがありますが、バックアップがあったために大切な動画を取り戻すことができました。
パソコンの空き容量を確認
次に、パソコンの空き容量を十分に確認してください。
特に高解像度の4K動画は大きな容量を必要としますので、転送予定の動画のサイズの1.5倍以上の空き容量を確保しておくことをお勧めします。
転送中の操作は控える
動画の転送中は、iPhoneやパソコンで他の操作を行わないようにしましょう。
特に大きなファイルを転送している時は、他のアプリケーションを開くと転送が中断される可能性があります。
動画がすべて転送されるまで、他の作業は避けて待つことが安全です。
まとめ
このガイドでは、iPhoneからWindowsやMacへの動画転送方法を詳しくご説明しました。
初めての操作で不安に感じるかもしれませんが、ここで紹介した準備と注意点を守れば、スムーズに転送を行うことができます。
また、転送後は動画を適切に整理しておくことで、後で見たい時にすぐに見つけることができます。
この情報が皆さんのデジタルライフを豊かにするお手伝いができれば幸いです。