この10月に郵便料金の改定が行われ、多くの郵便物の料金が上がりました。
しかし、ゆうパケットの料金には変更がなく、これまで通りの料金で利用できます。
さらに、今年の年末には「ネコポスサービス」が終了し、新しい「クロネコゆうパケット」というサービスが始まる予定です。
主な内容
- ゆうパケットの最新の料金情報
- 新サービス「クロネコゆうパケット」の料金
- 各サイズや重さによる料金の違い
この記事をお読みいただくことで、ゆうパケットとクロネコゆうパケットの料金体系がよくわかります。また、送れる荷物のサイズや重さごとの料金差についても詳しく解説します。
【ゆうパケット】新料金表:厚さ1cm、2cm、3cmのパケット料金について
2024年10月1日から、郵便料金の見直しが行われたことにより、多くの郵便サービスの料金が変更されましたが、ゆうパケットの基本料金は変わらず維持されています。
ゆうパケットは荷物の厚さに応じた料金が設定されており、縦、横、厚さの合計が60cm以内の場合に適用されます。
ゆうパケットの料金(2024年10月1日以降)
- 厚さ1cm以内: 250円
- 厚さ2cm以内: 310円
- 厚さ3cm以内: 360円
- 対象サイズ: 縦+横+厚さの合計60cm以内
- 荷物の重さ: 1kg以内
- 受領サイン: 不要
- 損害補償: なし
料金はパッケージの厚さが薄いほど安くなっています。また、着払いでの送付も可能です。
- 厚さ1cm以内(着払い): 276円
- 厚さ2cm以内(着払い): 336円
- 厚さ3cm以内(着払い): 386円
- 受領サイン: 必要
ゆうパケットは縦、横、厚さの合計が60cm以内、重さが1kg以内の荷物に適しています。しかし、具体的なサイズが想像しにくい場合もあるため、次にゆうパケットに適した梱包方法についてもご説明します。
【ゆうパケット用梱包資材】段ボールやクッション付封筒の選び方
ゆうパケットのサービスでは、物の厚さが1cm、2cm、3cmで料金が変わります。全体のサイズは長さ、幅、高さの合計で60cm以下でなければなりません。しかし、どのようにサイズを分配すれば良いのか、詳しい例がパンフレットには少ないため、実際にどれくらいの大きさかをイメージするのが難しいかもしれません。
ゆうパケット向けのおすすめ梱包資材として、「ゆうパケット対応」マーク付きの専用箱や封筒があります。以下に、その一部を紹介します。
ゆうパケットに適した梱包資材
- 厚さ3cm以内の梱包例
- 外寸: 長さ324mm、幅241mm、高さ29mm
- 外寸: 長さ335mm、幅234mm、高さ29mm
- 外寸: 長さ330mm、幅230mm、高さ29mm
- 厚さ2cm以内の梱包例
- 外寸: 長さ325mm、幅237mm、高さ19mm
- 外寸: 長さ320mm、幅230mm、高さ19mm
- 厚さ1cm以内
- 変形自在の組み立て式箱
また、厚さ1cm以内に収める必要がある商品を送る際には、プチプチ付きの封筒やビニール袋が役立ちます。これらの梱包資材の外寸は次の通りです。
- ポリエチレン素材
- 外寸: 長さ330mm、幅240mm、厚さ0.06mm
- プチプチ付紙製封筒
- 外寸: 長さ340mm、幅240mm、厚さ約5mm
1cm以下の厚さに収めるためには、実際に梱包して厚さを測り、指定の範囲内に入っているかを確認することが大切です。梱包資材を選ぶときは、材質の厚さが1.1mmから0.9mmの間であるかをチェックしましょう。
【クロネコゆうパケット】新しい料金体系とサービスの概要
2023年10月からネコポスのサービスが段階的に終了し、2025年1月には新しい「クロネコゆうパケット」へ完全に移行することになります。この変更は、ドライバーの労働時間制限(960時間制限)を導入した結果、ヤマト運輸が人手不足に陥ったことが背景にあります。
それに伴い、ヤマト運輸は郵便局のゆうパケットと協力して、新たな配送サービス「クロネコゆうパケット」をスタートしました。
クロネコゆうパケットの料金表
- 厚さ1cm以内: 250円
- 厚さ2cm以内: 310円
- 厚さ3cm以内: 360円
- サイズ制限: 縦+横+厚さの合計60cm以内
- 最大重量: 1kg
- 受領サイン: 不要
- 損害補償: なし
- 配達担当: 郵便局員
以前のネコポスは全国一律385円でしたが、クロネコゆうパケットでは厚さに応じた料金設定が導入されました。これにより、利用者は荷物の厚さに応じてより適切な料金で利用することが可能です。
また、ネコポスの時は3,000円までの損害補償がありましたが、クロネコゆうパケットでは損害補償はありません。発送はヤマト運輸が担当し、配達は郵便局員が行うという新しい運用が行われています。
この記事で、ネコポスからクロネコゆうパケットへの移行と新しい料金体系についてご紹介しました。
【クロネコゆうパケットと他の郵便サービスの料金比較】
クロネコゆうパケットは、以前のネコポスから大きく変わり、郵便局の「ゆうパケット」とほぼ同じようなサービスへと変更されました。ネコポスが全国一律料金だったのに対して、新しいクロネコゆうパケットでは物の厚さに応じた料金設定になっています。これにより、多くの商品をより低価格で送ることができるようになりました。
ただし、以前のネコポスにあった3,000円までの損害補償は、新しいクロネコゆうパケットでは提供されていませんので、高価な商品を送る際には注意が必要です。
他の郵便サービスとの料金比較
- ゆうメールと定形外郵便
- 150グラムまで: ゆうメールは180円、定形外は270円
- 250グラムまで: ゆうメールは215円、定形外は320円
- 500グラムまで: ゆうメールは310円、定形外は510円
- その他の郵便サービス
- 定形郵便、はがき、レターパック(プラス・ライト)、スマートレターなどは料金が上がりました。
クロネコゆうパケットのユーザーにとって、荷物のサイズや重さに応じて、ゆうメールや定形外郵便の方がコストパフォーマンスが良いことがあります。使用する郵便サービスによって料金が大きく変わるため、各サービスの料金表と特徴をしっかりと比較することが大切です。
まとめ
この10月に郵便料金が見直され、多くの郵便物の料金が上昇しました。
しかし、ゆうパケットは料金変更がなく、引き続き同額で利用可能です。
この記事では、ゆうパケットと新サービス「クロネコゆうパケット」の料金体系を詳しく解説しました。
具体的には、厚さに応じた料金設定があり、厚さ1cmは250円、2cmは310円、3cmは360円です。
これらの料金は荷物の重さが1kg以内の場合に適用され、サイズは縦横厚さの合計が60cm以内です。
また、ヤマト運輸との協力でスタートしたクロネコゆうパケットは、以前のネコポスサービスをリニューアルしたもので、損害補償がない代わりに料金が低めに設定されています。
これにより、ユーザーはより低価格で荷物を送ることが可能となりました。
ゆうパケットとクロネコゆうパケットは、特に小型の荷物を送る際に経済的な選択肢として便利です。
ただし、高価な商品を送る場合は損害補償のないことに注意が必要です。
また、サービスの変更や新しい料金設定について理解を深め、適切な郵便サービスを選択することが重要です。